6月30日 個人的に獣害対策の先進地として有名な島根県美郷(みさと)町役場を
訪問して勉強してきました。
1.島根県美郷町の概要
島根県のやや西の方の山間部に位置する人口4000人強の山村です。人口は吉野町
より少ないですが、面積は吉野町の3倍あります。
2.辻内が美郷町を知ったきっかけ
NHKのドキュメンタリーで獣害対策に取り組む自治体ということで紹介されていま
した。
3.辻内に説明してくださった方
美郷町役場の 安田課長。美郷町の獣害対策はこの安田課長ご自身の
20年の及ぶ戦いの連続であったことを熱く教えていただきました。
4.記憶に残った事項
①(安田課長が若い時に役場職員として働いていた時)補助金を使って
何かイベントや事業をした後、町には何が残ったのか?という自問自答。
②獣害対策の強化は住民(農業をしている人)を主体に
③狩猟免許保持者 2000年 新規に29名がスタート。現在、118人。
④捕った害獣(主にイノシシ、鹿はほとんどいないようです)の利活用
検討。の結果が、山クジラ(イノシシ肉のこと)のブランド化。
⑤更に、山クジラのブランド化-->地域づくり-->住民主体の町づくり
と好循環が起こっていること。
*吉野町は柵を配って終わりになっていませんか?
5.結論的にすごく勉強になったこと
獣害対策は、まちづくり。例えば、獣害ゼロになった時、私たちの
町には何が残っていますか?獣害対策とともに(orの向こうに)見えて
いる地域づくりが見えていますか?
獣害対策は目的であり手段であることを忘れないように、
も一度私自身の頭を整理します。
以上です。