辻内 正誠 

吉野町議会議員 辻内正誠(つじうち まさなり)のブログ

能登半島 災害ボランティア(珠洲市)へ行ってきました

4月1日に金沢に入り、2~5日災害ボランティア。6日に金沢から帰ってきました。

珠洲市は、能登半島の最先端の市でほとんどの地域が震度6強から7でした。

地震が無ければ、金沢からも2.5時間程度で行けると思います。

道路は通れるようになっていますが、ボコボコです。ボランティアバスもスピードを

落として走行します。金沢から2時間半の所の穴水市にベースキャンプがあって、

そこから、珠洲市まで1時間かかってやっと震災ボランティアの拠点に到着です。

  ・テレビで見たのと同じ町の様子に唖然としました。

  ・水がまだ復旧していません。

  ・穴水市のベースキャンプも水道が復旧していません。

   よって、手も洗えません。災害用紙タオルをたくさん持っていきました。

   水も4日分として、4L持って行きました。

   うがいもできません。なぜなら、ベースキャンプ地の配水管が壊れているから

   です。

 

私は、ボランティアとして働くと同時に、ボランティアをコントロールしている

仕組みに驚きました。

珠洲市では、 穴水市から来たボランティア(2日目)は、朝9時から13時まで

働きます。金沢市から来るボランティア(1日目)は、12時半から3時過ぎまで

働きます。それぞれ、30人以上おられました。軽トラが30台用意されています。

朝のグループで、半分使います。午後のグループで半分使います。

夕方には、30台が揃っています。軽のバンも10台程度ありました。

ボランティアは、直ぐに6人から10人のグループに分けられます。

ボランティアに行く家は、QRコードで Google Map でわかります。更に、

近くになると、ゼンリンの地図がコピーで示されています。

作業内容が書かれています。それに応じて、道具を積み込みます。

    スコップ、ほうき、一輪車、バケツ、土嚢袋 ロープ 他

作業にかかりながら、被災地ゴミの仮置き場に運びます。仮置き場は珠洲市で3ヶ所。

それぞれ QRコードで探し 近くの仮置き場へ運搬します。吉野町で言えば、運動公園

が3ヶ所 災害ゴミの仮置き場になっている規模感です。そこでは、キッチリと分別

されて置いていくことになります。

最後に分別が必要なことを前提に軽トラに積み込まないと、降ろす作業が大変です。

運ばれてきた災害ゴミは、どんどん 大型重機で大型トラックへ積み込まれて

どこかへ運ばれて行きました。

この仕組みを作るのに大変な時間がかかったのでしょうか?もしくは過去の経験自治

の指示でしょうか? 奈良県は五条の防災拠点も大切ですが、ボランティアの受け入れ

仕組みは、本当に重要だと感じました。ボランティアが10人*3時間 働けば、家の

中の捨てたいものが、ほとんど運び出されて、そこに住む方も先が見えてくるかもしれ

まん。私が4日間で多くの方と一緒にした仕事を私一人でしたら、3ヶ月くらいかかる

と思います。

皆様も、是非ボランティアに登録して行動してみて下さい。

吉野町の皆様には、近々 活動報告としてお届けしますので読んでいただければ

幸いです。

ボランティア活動の様子は、プライバシーにかかわるので撮影禁止でしたので

ありません。

穴水市のベースキャンプ。穴水市、能登市、珠洲市のボランティア拠点です




体育館に設置された個人用テント  寝袋で寝ます

 

珠洲市の災害ボランティアセンター

作業依頼の方の住所のQRコードをGoogleMapへ

災害ごみの仮置き場のQRコードでGoogleMapへ

災害ごみ仮置き場の直前にて