辻内 正誠 

吉野町議会議員 辻内正誠(つじうち まさなり)のブログ

脱炭素社会 と 森林価値化

5月24日 今日は、吉野郡の町村議員の有志の勉強会に参加してきました。

今日のブログのタイトルは、その研修のタイトルです。

チト難しい内容でした。

先ず、頭を整理するために

① 世界は、温暖化防止のために 二酸化炭素削減(脱炭素)に必死で

  取組んでいることをイメージしてください。

②森林は、二酸化炭素を吸収する力があることを思い出してください。

③ここでいう、森林価値化とは、高く売れる木を育成するとか、山を

 レクレーションに使おうというモノではありません。また、木を使って

 何かを作ろうというものではありません。吉野町で多く見られる

 山の杉や檜の山そのものをイメージしてください。

 その上で、

④ 日本中(世界中)の企業や自治体が、二酸化炭素削減に取組んでいます。

  が、目標や計画を達成できない企業や自治体があります。

⑤ 一方で、森林の間伐や植林等により、放置状態の山(森林)を、今ある状態より

  二酸化炭素の吸収力を向上させます。

⑥ 企業(自治体)は、二酸化炭素削減の目標を達成できない場合は、

  ⑤の二酸化炭素を吸収する(能力を向上した)森林を持つ(契約する)ことによ

  り、二酸化炭素削減計画を達成できたとみなされます。

     *この仕組みそのものには、私は違和感を覚えるのですが!

  逆に、森林保有者は、二酸化炭素吸収料をもらえることができます。

⑦ つまり、森林の二酸化炭素吸収力を今より高めることにより、

  木を売るのではなく、二酸化炭素吸収力(森林の新たな価値)を

  を売ることが可能となります。

              *山は、二酸化炭素吸収設備ということになります。

日本には、既に取組んでいる自治体が複数あります。

私も、ほんの少しだけ山を持っています。

私の持っている山だけでは、この話は進まないでしょう。

しかし、村全体とか、町全体、郡全体 となれば、

大きな契約ができるかもしれません。

綺麗な山を保つことにより、お金が入ってくる新たなビジネス

(雇用)が生まれるチャンスがあることを学んだ研修でした。

林業の再定義が必要ではないでしょうか?

  *例えば、林業とは、二酸化炭素吸収能力を高め、その維持/向上の

   ために従事する仕事のことをいう。とか!

詳しく知りたい方は、Google で、 森林とカーボンオフセット

等 で検索してみてください。

色々な記事があります。

以上です。

講義資料の一部