辻内 正誠 

吉野町議会議員 辻内正誠(つじうち まさなり)のブログ

9月定例議会(最終日) 追加補正予算:(追加)抗原検査キットの購入に反対しました

9月13日 本日は議会最終日です。 先週一週間、各委員会で議論してきたことの

賛否、承認、認定 等を行います。

9月定例議会のメインは、令和2年度の決算の認定です。

既に、昨年度執行された予算の認定ですので、反対はまずありません。

但し、予算があったのに、使っていない事業もあります。主な要因はコロナですが、

来年度予算策定時には、使えないところに予算をつけるのではなく、必要なところに

予算をつけるように要望しました。

さて、追加補正予算として 抗原検査キットの購入 4000ヶ 約1200万円が

町から追加議案として示されました。

     *賛成4人、反対3人、欠席1人 で可決されました。

私は、反対意見を述べ反対いたしました。

私も、抗原検査キットの有効性は理解しています。

しかし、次の二つのことに答えられない役場の現状では、購入する必要性の論拠

と町民に対する平等性が無いと判断いたしました。

①町全体で現在の在庫がいくらあるのかを把握していない。

 役場の在庫は300ヶ強とのことです。しかし、先に購入した4000ヶで

 吉野町の学校や高齢者施設、観光協会、旅館組合 等 に配布した配布先に

 残っている在庫を把握していません。

    *もしかしたら、合計で2000ヶ以上余っているかもしれません。

 こんな基本的なことも調べずに、予算を使おうとする姿勢に反対しました。

②配布先(どこに配布するのか)の基準が不明確

 学校や高齢者施設は理解します。観光協会や旅館組合も反対はしません。では、

個人経営のレストランや食堂、理髪店はどうなのでしょうか?

毎日、多くの不特定多数の方と接しておられ感染リスクが非常に高いお仕事です。

また、自治会で行事を行う時には配布するような説明がありました。では、

個人で、町の賑わいのために色々なイベントをされている方への配布は

どうなるのでしょうか?

4000ヶでは足らなくなる可能性もあります。

町の、このようなことも調べず、ルールも作らずにとりあえず購入する

という姿勢に対し反対いたしました。

 

結果、補正予算は賛成多数で可決され、抗原検査キットは購入されることに

なります。 但し、購入すると同時に、私が反対した理由を町がキッチリと

 抗原検査キット配布に関するルール  として確立することを期待します。

(追記)

抗原検査キットはこれからも購入すると思います。

その際には、上述の二つがキッチリと仕組みとなっていることを

確認して賛否を判断していきたいと思います。

 

以上です。