辻内 正誠 

吉野町議会議員 辻内正誠(つじうち まさなり)のブログ

この本読みました:凡人のための地域再生入門 ~補助金が地方のガンなんや~

6月27日 久しぶりの投稿です。申し訳ございません。

 この本を読みました。 木下 斉 さんの本です。

   この木下さんは、基本的に地方を元気にするのは、補助金ではなくて

   個人の思い(行動) という考えの方です。

 なかなか面白い本でした。自論を述べるために、仮の 町 と 人 を設定して

物語として書かれています。

 ま、元々 私自身が企業で働いていたために、共感するところが多いのかも

しれません。

 

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読みやすい本です

① 補助金目当ての地域元気取組は定着しない

何の取組かは述べませんが、約10年前?に おそらく補助金がついていたで

あろう地域を元気にする取組が、私の村でありました。私も(名前だけですが)

理事になっていました。 結局、行事を数回やって終わり。会計報告もなし。

あれは、一体何だったのでしょうか???

   *未だに、活動の終了報告もないのですが??

   *実態を私が知れば、私が怒り狂う事業だったように勝手に思っています。

   *本にある残念な事例も同じようなものでした。

但し、補助金を使って頑張っておられる方も吉野町にはたくさんおられます。

その方々は、地域の元気のために頑張って下さっています。よって補助金

100%否定するつもりは全くありません。

② 私が 顔顔や Face Book 他 で友達になっておられる方で、吉野町で頑張って

おられる方がたくさんおられます。目的は色々ありますが、いづれ吉野町

少しでも元気にしていく方々です。この方々は 補助金ありきではありません。

自分の思い が 先ずあります。この 思い こそが大切だと私は思います。

結果的に補助金が付くこともあるでしょう。しかし、補助金を目当てに活動をするのと

結果的として補助金がいただけるのとは、全く違います。

   *私は、前職で、多くのことを学びました。私が一番大切にし、そして

    実践してきたことは「初めに思いあり」です。「思い」のない

    資料作成や、上司のご機嫌取りのための仕事は全く無駄です。

    時には、事業やお客様を不幸にすることさえあります。

              強い思い があればこそ困難なことも解決していくことができます。

町長はじめ、町職員の方に問います!。「あなたはどのような思いの基に仕事をされて

いますか?」 もし、揺るがない思い が無いなら、役場から去るのが町民のために

なります。もしくは、「思い」を自分の分身とする努力をしてください。

③ では、私の現在の「思い」は何でしょう?

  a)私は、早期退職をしました。(町会議員になることは、全く考えていません

    でした)この時の思いは今も忘れていません。

    三茶屋が、人に来てもらえる村になることです。

    このために、今も私は日々動いています。

  b)私は町会議員に選んでいただくことができました。

    町会議員としての今の思いは、「今日を守り、明日を創る」です。

    吉野町は、人口の50%強が65歳以上です。

    この方々が安心して暮らせる吉野町でなくてはなりません。

      *交通手段、安全、健康 他 お年寄りが暮らし続ける町。

    これを一言で表したのが、 今日を守る です。

    一方、50%弱の方が65歳以下です。お子様がおられる方もおられます。

    また、子供のUターンや、全く吉野町と関係ない方が移住されてくることに

    努力されている方もおられます。

     これを一言で表したのが。  明日を創る です。

       *子育て、教育、移住、人口維持 等 攻めの行動です。

④この本を読んで私の誓

    吉野町を元気にするのは、「補助金やるから頑張って!」ではありません。

    そこで頑張っている人の「思い」ことが第一です。

    私は、こういう方と少しでも知り合い、少しでも力になるような議員と

    なることを誓いたいと思います。

以上です。

   

(追記)

  この本には、コンサルタントの存在(使用)をボロクソに書いてました。

  私も、(経営系、事業系)コンサルタント大嫌いです。

     *私ば、前職で吉野町の年間予算の10倍以上の事業を統括してきました。

      コンサルタントは一度も使ったことがありません。

      なぜなら、私の担当事業を一番よく知っているのは、私たち事業を

      している社内の人間とお客様だからです。

  皆様、吉野町が発行する ****基本計画 や ****事業計画を

  見てください。

  その前半の大半が同じです。「吉野町は、奈良県の中東部に位置し、人口

  6000人強。かつては林業で栄えたが******人口減少に歯止めがかからず

  *****」 このコンサルタントに、年間 数千万円の予算がかかっています。

  そのコンサルタントは、吉野町自体を知るのに大半を費やしています。

  資料の本論の中身は、吉野町でも、大淀町でも。宇陀市でも、日本のどこでも

  ほとんど通用します。(私でも書けます)

  私は、コンサルタントの有効性について、これからも強く役場を追求して

  いきます。