辻内 正誠 

吉野町議会議員 辻内正誠(つじうち まさなり)のブログ

可燃ごみ削減への自己実証(このシリーズは7月4日から継続ていします)

9月15日 可燃ごみ削減への自己実証をレポートにしました。

 7月4日のブログに書きましたが、可燃物はいかなる方法を採っても、その処理費用はゴミの重量に比例します。よって、最終的には可燃物のゴミ重量を減らすことを目指さないといけません。

7月と8月、2ヶ月に渡り、回収される可燃物を町指定の可燃物袋に入れるまでに測定しました。

①2ヶ月の重量比率は、以下の通りです

 生ゴミ 57%

 紙ゴミ(リサイクルできないティッシュや紙容器)    23%

 自治体によっては、リサイクルになっている小さな紙ゴミ             3%

 自治体によっては、リサイクルになっているプラスチックゴミ   13%

 自治体によっては、リサイクルになっている布ゴミ                         4%

 

➁我が家のゴミ評価

 吉野町のあり方検討委員会の資料から計算すると、吉野町可燃ゴミ(クリーンセン

 ターへの持ち込み除く)の1日一人当たりの排出量は440gです。我が家の排出量は

 296gとなります。(2ヶ月間だけの平均値ですが)。これは、既に、吉野町

 指定しているリサイクルを徹底していること。更に、吉野町では可燃ゴミ扱いになっ

 ている、魚の発砲トレイや玉子のプラスチックパックをお店の回収に回すなどに取り

 組んでいるからだと思います。

 更に、我が家では、①に記した 生ごみを 全量畑にすき込んでいます。よって実際

 の排出量は、129g/人・日 となります。

     *但し、生ごみを畑にそのまますき込むことは推奨できません。

      動物のえさ場となります。私は、かなり十分な対策をしています。

     

可燃ゴミ削減に向けて、

 ①に記したように、生ゴミが、重量では圧倒的に多くなります。よって、生ごみ

  重量を減らす努力をしないといけません。

  a)住民の皆様による努力

   生ごみの 三つの切る をもっとやりましょう!

   使い切る。食べ切る。水を切る。

  b)行政努力

   生ゴミリサイクラーを町民が使ってくれるように、補助金の創設が必要ではない

   かと考えています。

   奈良県では、2020年度39市町村の内、19市町村が生ゴミ処理機への補助金

   出しています。

 ④行政としてリサイクルアイテムを増やす努力が必要です

   奈良県では、少ないですが プラスチックゴミや布をリサイクル(資源化)して

   いる自治体もたくさんあります。今回は、広域組合を脱退して、吉野町単独で

   処理方法を考えないといけません。逆にいうと、吉野町単独でアイデア実行が

   可能となります。住民の皆様には、慣れるまで多少努力していただかないといけ

   ませんが、必要なことだと思います。

 ⑤ここには、詳細を記しませんが、私の自己実証から、私は吉野町が可燃物を30%

  削減することは十分に可能という確証を得ました。

  

 ⑥以上のような内容プラス詳細をレポートにして、吉野町役場の担当課へ提出しまし

  た。有効に使ってもらえるように依頼しました。

  どのような可燃物処理方法になるのかわかりませんが、今回のゴミ処理課題を機会

  に 吉野町が(自称)「日本一環境に優しい町」を目指すことを望みます。

 

詳細は、下のPDFを読んでいただければ幸いです。

我が家の可燃ゴミ分析.pdf - Google ドライブ

 

また、興味のある方は、都市の名前とゴミを付けてGoogle等で検索してみてくだ

さい。例えば、大阪市ゴミ と検索して、チョット調べると大阪市では、プラスチック

ゴミ(いわゆるコンビニ弁当の入れ物等)は、資源ゴミに分別することになっていま

す。奈良県の各市町村は、なんとなく遅れていることがわかってきます。

 

これで、可燃ごみ削減への自己実証シリーズを一旦終えます。

ゴミの課題は、吉野町では当面続く話題です。

この次は、別のシリーズを考えます。ご期待ください。

 

以上です。